首都圏郊外の路線バスで、いつも乗り込んでくる清楚な女子学生。彼女が微笑みながら挨拶をして気遣いをしてくれることを、40代独身の運転手は、密かな楽しみにしていた。

ある日、その女子学生は誰もいない時間帯にバスを利用していた。足首を捻挫してしまっていたのだ。けが人の乗降を手助けするのは運転手として当然の責務。測らずも触れてしまった、少女の柔らかく、小さな手。

バックミラー越しに笑みを返してくれる彼女は、足が痛むのか、清純な白い下着をチラつかせてしまい、運転手は動揺せずにはいられなかった。気が付けば、本来降車させる筈だった停留所は通り過ぎて、運転手の欲望は暴走してしまう。